「水素還元水って、本当に体にいいの?」というご相談から

「テレビや雑誌で水素還元水という言葉を見かけるけれど、実際どんな水なの?」——私たちがご家庭にお伺いするなかで、いちばん多くいただくのがこのご質問です。

健康や毎日の飲み水は、大切なことだからこそあいまいな情報だけで判断したくないもの。この記事では、水素還元水とは何かをやさしく整理したうえで、認められている効能や、ご相談の現場で実際にお伝えしている「本当のところ」まで、正直にお話しします。

グラスいっぱいのお水

水素還元水とは?「アルカリ性」「還元」という言葉の意味

水素還元水とは、水に水素を豊富に含ませた飲料水のことです。専用の整水器を使えば、ご自宅の水道水から手軽に作ることができ、毎日の飲み水として取り入れやすいのが特徴です。

「還元水」「還元水素水」「電解水素水」…呼び方が多く、混乱しやすい言葉

還元水とは、水の電気分解によってできるアルカリ性側の水を指します。整水器(連続式電解水生成器)で作る、水素を含んだ水です。

この水にはいくつかの呼び名があり、使われる場面によって名前が変わります。

呼び方 よく使われる場面
還元水/アルカリ還元水 お客様とのご相談や販売店での説明
還元水素水/水素還元水 テレビ・雑誌やメーカーの広告
電解水素水/アルカリイオン水 医療機器としての正式な説明や研究論文

呼び名は異なりますが、どれも整水器で電気分解して作るアルカリ性の水という意味では同じものです。この記事では、以降「水素還元水」と呼びます。

「還元」とは、酸化の反対の働き

水素還元水は、一般的にアルカリ性を示します。「還元」とは、かんたんに言えば酸化(サビ)の反対の働きのこと。水素を含んだ水はこの還元力を持つため、「酸化しにくい水」と紹介されることがあります。

「水素は何性?」というご質問について

ときどき「水素そのものは酸性ですか、アルカリ性ですか」というご質問をいただきます。答えは中性です。水素そのものに酸性・アルカリ性という性質はなく、水に溶かしても水の性質はほとんど変わりません。
では、なぜ水素還元水はアルカリ性を示すのでしょうか。それは水を電気分解しているからです。整水器の中で水に電気を通すと、水はアルカリ性の水と酸性の水に分かれます。そのアルカリ性の水に水素が一緒に含まれている、というのが実際のしくみです。
つまり「水素が入っているからアルカリ性」ではありません。水素を溶かしただけの水は中性のままで、アルカリ性になるのは電気分解という工程を経ているからです。整水器(連続式電解水生成器)は、このはたらきをご家庭で行う機械です。

なぜ注目されるようになったのか

水素を含む水への注目は20世紀後半から始まり、2007年には日本の研究者が「水素が体内の一部の活性酸素に働きかける」という論文を国際的に発表し、大きなきっかけとなりました。日本は水素研究が進んだ国のひとつで、「水素還元水」という言葉が家庭に広まってきた背景には、こうした積み重ねがあります。

フラスコの画像

還元水と水素水の違い

ご相談では、「水素水とは違うんですか?」「ペットボトルの水素水を買っているけれど、同じもの?」という質問をよくいただきます。名前が似ているため混同しやすいのですが、実際には作り方も性質も異なるものです。

  還元水(水素還元水) 水素水
作り方 整水器で水道水を電気分解する 水素ガスを水に溶かし込む
pH アルカリ性(pH9〜10程度) 中性(元の水のまま)
水素 電気分解によって生じた水素を含む 溶かし込んだ水素を含む
医療機器かどうか 整水器は管理医療機器で、効能「胃腸症状の改善」が認められている 医療機器ではなく、認められた効能もない
手に入れ方 ご自宅の整水器を使ってその場で作る ペットボトル・アルミパウチ・サーバーなどを購入する

最も大きな違いは、還元水が「アルカリ性」であり、国に効能が認められた整水器で作る水という点にあります。一方、水素水は中性で、健康食品や清涼飲料として扱われます。

日々の暮らしにも、もうひとつ違いがあります。水素は空気中へ逃げやすい気体のため、ペットボトルの水素水は開封して時間がたつにつれて水素が抜けていきます。整水器の還元水は、その都度作る水です。作りたてを飲めることに加え、ペットボトルを運ぶ必要がなく、ごみも出ないことから、毎日続けやすいと感じる方が多いようです。

「水素水を飲んでいたけれど、違いがよく分からなかった」という方には、最初にpH試液での飲み比べをご覧いただいています。違いを目で確かめられるため、納得していただきやすくなります。

認められている効能は「胃腸症状の改善」

ここは誤解されやすい大切なポイントです。整水器で作られる還元水(電解水素水)に薬機法上認められているのは、胃腸症状の改善という範囲です。具体的には、胃もたれや胃の不快感をやわらげる、といった内容が中心です。

胃もたれや胃の不快感をやわらげる、女性のお腹

実はこれ、特筆すべきことなんです

「健康にいい」とうたわれる水は世の中にたくさんありますが、その多くは科学的な裏付けがはっきりしません。そのなかで電解水素水は、人を対象にしたきちんとした臨床試験(ランダム化比較試験)で胃腸症状の改善が報告され、それが国の医療機器としての認証の根拠にもなっています。これは、ほかの「体によい水」とは一線を画す点だと私たちは考えています。

たとえば、胃の不調(機能性ディスペプシア)の方を対象にした研究では、還元水を飲んだグループで消化器症状のスコアが改善したと報告されています。また、お通じの状態や腸内の菌のバランスに良い変化がみられたとする研究もあります(出典は記事末尾に記載)。

ただし、過度な期待は禁物です

一方で、これらの研究の多くは規模が小さく、より大きな範囲でまとめた解析では「効果は限定的」とする報告もあります。「飲めば病気が治る」というものではありません。胃腸をいたわる毎日の習慣として、無理なく取り入れていただくのがよいと思います。私たちも、ここは誇張せずにお伝えするようにしています。

ご相談の現場で、実際にあったお話

水素還元水の「特徴」は本やネットでも読めますが、実際に暮らしのなかでどう役立つのかは、なかなか見えにくいものです。ここでは、私たちが長年お伺いしてきた現場のリアルなお話をご紹介します。

「使っていた機械のカートリッジが、もう手に入らない」

意外と多いのが、このご相談です。以前どこかで購入した整水器を長く使っていたものの、販売元や管理会社がなくなってしまい、交換用のカートリッジが手に入らない——いわば「カートリッジ難民」の状態です。水は毎日使うものだからこそ、長く付き合える会社かどうかは、機能と同じくらい大切だと私たちは考えています。

ほかにも、「団地で水道水が少し臭う気がする」「水に色がついて見える(サビが原因のこともあります)」「ペットボトルの水を運ぶのが重くて大変」といった、暮らしに根ざしたお悩みを数多くいただいてきました。

飲み比べと、pH試液の実験でわかること

言葉で「アルカリ性です」と説明するより、実際に見て・飲んでいただくのがいちばんです。私たちはご相談の際、水道水と還元水を飲み比べていただき、pH試液で色の違いをその場で確かめるちょっとした実験をご覧いただいています。

「実際に飲んでみたら違いが分かった」——そう言っていただけると、私たちもうれしくなります。数字や言葉だけでなく、ご自身の舌と目で確かめていただくのがいちばんの近道です。

pH試液で色の違いを比べた結果

暮らしでの水素還元水の活かし方

水素還元水は、飲むだけでなく毎日の暮らしのいろいろな場面で使えます。

場面 使い方の一例
飲み物に コーヒーやお茶を淹れると、風味がやわらかく感じられます
料理に ご飯がふっくら炊き上がり、煮物やスープは素材の味が引き立ちます
毎日の水分補給に まろやかで飲みやすく、入浴後や起床時の一杯にも

硬度の高いミネラルウォーターに比べて軽やかで、「まろやかでやさしい口当たり」と感じる方が多いのも特徴です。普段の水を変えるだけで、飲み物や料理にちょっとした変化が生まれます。

食卓で子どもがグラスの水を飲む様子

毎日使うものだから、安心できる水を

水素還元水を選ぶうえで大切なのは、目新しさや価格の安さだけで決めないことです。私たちがお客様からよくいただくのは、「毎日使うものだから、安心できるものを選びたい」というお言葉です。

カンゲンの整水器は厚生労働省の医療機器認証を取得しており、導入後も無料の定期点検・アフターサービスで長くお使いいただけます。「厚生労働省の認証があるので信用できる」「定期的に点検してもらえるので安心」——そうした声に支えられて、私たちは水ひとすじ40年歩んでまいりました。

参考にした研究

本記事でふれた、胃腸症状に関する研究の一例です。ご興味のある方はご覧ください。

水のこと、お気軽にご相談ください

この記事を読んで気になったことや、ご家庭の水の疑問など、どんな小さなことでも大丈夫です。専門スタッフが、ていねいにお答えします。飲み比べやpH試液の実験も、ご希望があればお見せしています。

お急ぎの方・ご相談したい方はお電話で 0120-987-007(平日9:00〜17:00・土曜8:00〜14:00)。メールでのお問い合わせ・無料の資料請求も承っております。

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